天野 喜孝
YOSHITAKA AMANO
ヒカリキリエ
HIKARIKIRIE
金属加工技術を用いて、新しく作られた「切り絵」 繊細に描かれた原画は、そのイメージを崩すことなく、 新しい形へと生まれ変わり、アクリルや鏡などの異素材と組み合わされ、 ヒカリキリエは透明感のある不思議な仕上がりとなりました。
天野 喜孝を代表するを代表する作品で、有名なゲームにも使われており、見たことがある人も多いでしょう。テクノロジーと魔法が共存する、スチームパンクの世界観を、真鍮色を中心に、鏡の冷たさと透明感のある色使いで表現しました。
小説の表紙になった有名なイラストをヒカリキリエミラーへ。元アート「黒い炎」のキャラクターや馬の装飾のイメージをそのままに、ツヤをおさえた金の背景をザックリと切り抜き、鏡の面積を大胆にとりました。真鍮の地に金属プリントがなじみ、時代を経てきたかのような風合いがあります。細部の淡い青や紫の色合いが、歴史ファンタジーの世界観を引き立てます。
真鍮の地に描かれた色とりどりの動植物が繊細に切り抜かれ、見る角度によってキラキラと輝きます。背面のミラーが不思議と透けているように見えて、「楽園の秘密」の世界に奥行を持たせました。カラフルで、細かな装飾が特徴の金属とは思えぬ美しさが、アートとしての魅力を引き立てます。
天野喜孝の画集の表紙にも使われた作品を真鍮の淡い金の輝きを月や植物の部分に残し、背後の空間からは、鏡面の冷たさが伝わるように表現しました。満月の夜の静謐さが、ヒカリキリエの表現方法に調和し、元のアートともまた少し異なった世界観を醸し出します。キャラクターの冷めたふりをしても根は純粋で、優しい性格が垣間見える憂いのある眼差し。しなやかな肉体、鋭い爪、鮮やかな赤毛、それら細部も繊細に再現されています。